9.6が出たので、もう一度アンチエイリアスを試してみました。
いろいろ試していくうちに、設定が悪かった可能性が出てきました。
どうやら Perspective Camera の場合は Adaptive Sampling が必須ということが分かりました。
さらに、Over Sampling もあった方が良いようです。
9.6が出たので、もう一度アンチエイリアスを試してみました。
いろいろ試していくうちに、設定が悪かった可能性が出てきました。
どうやら Perspective Camera の場合は Adaptive Sampling が必須ということが分かりました。
さらに、Over Sampling もあった方が良いようです。
まだ、オープンベータテスト中ですが、レンダリング速度が9.3.1と比べて30%ほどアップしているようです。
まだベータなので最終的にはどうなるかは分かりませんが、パースペクティブカメラのアンチエイリアスもきれいになって(速度もアップして)いるので、9.5は期待してしまいます。
使用ソフト:Lightwave v9.3.1
Lightwave v9からレンダリングに使用するカメラの種類が増えました。そこでカメラの違いによるレンダリングの結果の違いを確認したいと思います。確認するのはクラシックカメラとパースペクティブカメラの違いです。
マニュアルではクラシックカメラに比べ、パースペクティブカメラは複雑なシーンで高速になると言うことですが…。
一部にUB版のレンダリング時間を追加しました。(2008年5月19日)
PLD 4-Passでレンダリングしました。真ん中の拡大画像を見るとアンチエイリアス品質があまり良くないです。背景や影もノイジー。
(AA:PLD 4 time:3m27s)
PLDを9にしてレンダリングしました。4より階調が滑らかになりました。まだ、背景や影の部分はノイジーです。
(AA:PLD 9 time:7m17s / UB:6m23s)
背景のノイズを取るためにNoise ReductionをONにしました。影や背景が滑らかになりました。
(AA:PLD 9 NR time:7m58s)
レンダリング時間短縮のため、Adaptive SamplingをONにしました。6分ほど短縮することが出来ました。
しかし、輪郭にはアンチエイリアスがかかるものの、背景やオブジェクトはノイジーなままです。
(AA:PLD 9 AS:0.1 time:2m)
そこで、Noise ReductionをONにしたままAdaptive SamplingをONにしました。
時間はそのままでノイズを取ることが出来ました。
(AA:PLD 9 AS:0.1 NR time:2m / UB:1m46s)
時間も品質もクラシックカメラとほぼ同じです。
(AA:Classic 9 Fixed time:7m24s / UB:6m29s)
Noise ReductionをONにしました。パースペクティブカメラのNoise Reductionは全てのレンダリングが終わった後かかるようです。一番上の拡大画像を見ると、アンチエイリアスがおかしくなっているのが分かると思います。
(AA:Classic 9 Fixed time:7m45s)
レンダリング時間短縮を期待してAdaptive SamplingをONにしましたが、逆に時間がかかってしまいました。
(AA:Classic 9 Fixed AS:0.1 time:8m36s)
Noise ReductionをON、Adaptive SamplingをONにしてみました。
時間がかかる品質も良くないと言う結果になってしまいました。
(AA:Classic 9 Fixed AS:0.1 NR time:9m1s / UB:7m49s)
パースペクティブカメラは、Adaptive Samplingをアンチエイリアスされた画像の後にかけているようで、逆に時間がかかる結果になりました。
さらに、Noise Reductionを一番最後にかけるため、どうしてもアンチエイリアスがおかしくなるようです。
レンダリングプロセスは、アンチエイリアスの品質に応じたレンダリング→Adaptive Sampling→Noise Reductionの順に進みます。
静止画においては、画質・レンダリング時間共に、クラシックカメラの方に分があると言った感じです。
テスト環境にUB版をインストールしテストをしてみました。品質はそのままレンダリング時間は短縮されるようです、場合によっては1分以上レンダリング時間を短縮することが出来ました。
ただし、今のところプラグインが全滅なためUB版への移行は難しそうです。
※テスト環境なのでLightwave以外の余計なものが入っていない状態です。CPUはPPC。
使用ソフト:Lightwave v9.3.1
再度アンチエイリアスのテストです。自己発光サーフェイスがあるとアンチエイリアスが上手くいかない場合があるようです。Luminosityを50〜1000の間で段階的に確認してみました。
使用したシーン
自己発光しているサーフェイスの境と、その前面にあるオブジェクトのアンチエイリアスのかかり方を確認します。
まずは、パースペクティブカメラで、確認してみました。
Luminosity100以上は、ほとんどアンチがかかってない状態、そしてノイジーです。
(AA:Classic 12 BlueNoise time:20.7s)
BlueNoiseよりFixedの方がキレイにアンチがかかってますが、Luminosity300以上でほとんどアンチがかからなくなります。
(AA:Classic 12 Fixed time:19.6s)
ClassicはFixedに劣るようです。
(AA:Classic 12 Classic time:19.4s)
この中ではFixedがキレイだったので、アンチエイリアスを24にしてみましたが、効果に違いが見られませんでした。
(AA:Classic 24 Fixed time:38.7s)
パースペクティブカメラだとLuminosity1000以上は全くアンチエイリアスがかからないようです。
つづいて、クラシックカメラで確認してみました。
全ての光量でアンチエイリアスがかかっています。
(AA:PLD12 Classic time:25.2s)
Gaussianはボケますが、全ての光量で良好な結果が出ているように見えます。
(AA:PDL12 Gaussian time:24s)
Mitchellはガウスよりもボケないのですが、Luminosity1000で変な線が出てしまいました。
(AA:PLD12 Mitchell time:25s)
Lanczosは思いっきり変な線が出てしまいました。
(AA:PLD12 Lanczos time:25.1s)
目標としてはこれくらい。
1280×960 PLD12 GaussianでレンダリングしたものをPhotoshopで縮小した画像。
(AA:PLD12 Gaussian time:1m45s)
クラシックカメラを使ったPLDの方がキレイでしたが、パースペクティブカメラのアンチエイリアスは、自己発光サーフェイスに関連する部分以外はキレイにかかっているので、シーンによっては速くてきれいになるかもしれません。
使用ソフト:Lightwave v9.3.1 + FPrime Version 3.2(Worlry Labs) + G2(Worlry Labs)
9.3から実装された、ヴォリュームスタッキングによりLightWaveの屈折表現が変わったので、テストしてみました。
「引用:片面だけ(非両面)のサーフェイスは固体の塊、いわゆる” 内側に空気がない” 状態の物質として扱われるようになりました。」
と言うことなので、片面サーフェスをそのままレンダリングすることでグラスがすぐに出来ます。
(time:1m57s)
従来通りサーフェスを裏返して2重にする方法でレンダリングしてみました。
レンダリング時間はかなりかかりますが、従来の方法でも問題なくレンダリングできるようです。(time:10m31s)
マテリアルシェーダ「Dielectric」でレンダリングしてみました。
(time:4m24s)
1番上のものを、FPrimeでそのままレンダリングすると変な感じになります。
FPrime(time:41s)
そこで、サーフェスを2重にする従来の方式でやってみました。
FPrime + G2(time:1m23s)
G2を使ってやってみました。
FPrime + G2(time:1m10s)
さらに、G2でフレネル効果をつけて再レンダリング。
レンダリング速度はかなり速いです。
FPrime + G2(time:58s)