前回(caustics test01)からLWもFPrimeのバージョンも上がっているので、もう一度テストしてみました。
LWレンダリング時のカメラ設定は、パースペクティブカメラ・アンチエイリアシング12です。
使用ソフト:Lightwave v9.3.1 + FPrime Version 3.2(Worlry Labs)
前回(caustics test01)のようなことをしなくてもコースティクスが反映されるようになってました。ただし、オブジェクトをライトにする点は同じです。
FPrime(11m16s)
ついでにLW標準でもモンテカルロでレンダリングしてみました。
右上のクリスタルの屈折表現が前回(caustics test01)と変わっています。(ページ下部の結論参照)
評価毎の光線100。LW(29m26s)
試しにクリスタルのサーフェースを両面にしてみました。
屈折表現がほぼ同じになりましたが、レンダリング時間が6倍増えました…
評価毎の光線100。LW(3h1m41s)
補間をするとどれくらい短縮されるのか、やってみました。
評価毎の光線100。
LW(15m6s)
結論
FPrimeのバージョンアップにより、前回のようにHackしなくても良くなりました。新たにLWの方の屈折表現がバージョンアップにより変わっています。これは9.3から実装された新しい機能「ヴォリュームスタッキング」によるものと思われます。
ヴォリュームスタッキング (*)
片面だけ( 非両面) のサーフェイスは固体の塊、いわゆる” 内側に空気がない” 状態の物質として扱われるようになりました。これに対し、両面サーフェイスは” 空洞を持ちながら無限の薄さを保った殻” のように扱われます。こうすることで今後、全てのサブサーフェイススキャッタリングおよび屈折サーフェイスが正しく動作するようになります。
引用元:D:STORM NewTek LightWave v9 9.3.1